#0 プロローグ


我是日本人(ウオーシーリーペンレン)…基本的な挨拶の次に覚えた文。これを使えば日本人であるということと同時に中国語が喋れないということを分かってもらえると思った。

*以下の文は2002年8月現在の状況です。国内事情がめまぐるしく変わる国なのでこれから旅行される方は参考程度にしてください。
1元=10角=14.8円

アジアに行きたい!
前のシンガポール旅行以来そんなことを言い続けてきた気がする

シンガポールも確かにいいところだった
でも街は整然としすぎて
旅行期間も短すぎた
初めての海外旅行の場所としては最適だったけど
もっと長く居たい
もっとディープな所に行ってみたい
そんな思いだ

今年の夏は最後の学生らしい夏かもしれない
来年は研究室配属になる
夏でも皆研究室に居るのでそれは困ったとして設定された
”停電日”以外毎日学校に沈没する、との噂
本当に地獄みたい
そうでなくともおちおち休んでいられないのは目に見えている
3年の夏しかない!

さてどこに行こう、、、
アジアで貧乏旅行をするというならタイが有名だ
タイの往復航空券の値段を見てみたが8月は特に高い
OPEN*1 にすると尚更
アジアでボラれるという話は良く聞くが
旅行会社までマジでボッている

こうなったら別の方法で行こう!
調べたら大阪から上海までフェリーが出ている
しかも雑魚寝で学割使えば18000円(正規料金は20000円。あんまり変わらんけど)
今まで長距離の船旅なんてしたことないしこの際乗ってみるのもいいと思った
そうなれば早速ガイドブックを使って行きたいところのピックアップである

中国は日本の26倍の面積だけあって見たいところが沢山ある
上海は行くのでそれ以外を挙げても
北京の人民公園、万里の長城、昆明、香港、ウルムチ、広州、西安、福建省、四川省…
ミーハーっぽく有名所を挙げてもきりが無い

タイに抜けようと思っているので日程的には
中国、ベトナム・ラオス、タイでそれぞれ10日ずつ
長いようで全然短い
一応ルートは
上海−(昆明)−麗江−大理−昆明−ハノイ−フエ−ビエンチャン−ノーンカイ−バンコク
として各所で3〜5日くらいゆっくり目の滞在を考えている

でもやっぱり中国の魅力が心を離さない
今世紀中旬にはには日本を抜き米中が世界をリードするといわれて久しい
欧米各新聞社も東京を捨て北京に移転しアジアの情報を集める時代
日本が1ドル360円程度の固定相場制から最も景気の良い時では75円程度と
ドルに対して価値が5倍程度にまで上がったように
今の中国元*2 もドルに対してどこまで価値を上げるか分からない
中国を旅行するのが苦しくなるような時代がいずれ来るかもしれない
そう、今しかないのだ!

そんなことも考えてしまうともう一人の俺が
本当に上海と雲南省だけでいいのか?と語りかけてくる
中国ビザ*3 は30日有効なのでいざ中国が気に入ればタイに抜けなくてもいいや!
まぁ気軽に日程を変更できるのも一人旅の魅力だ
出国時にはTraveling around Southeaset Asiaと立派なタイトルが付いているが
次の更新でTraveling @Chinaとなっているかもしれない

貧乏旅行者=バックパッカーと認識されているが
バックパックは誰かがそう呪った如く皆背負うようになったと思っている
重い荷物を持って歩くのはせいぜい駅から宿くらいで
荷物を背負ったままガンガン歩く気はサラサラ無いので
40Lのボストンバック*4 とサブバックという身軽な荷物で旅行に出かける

そんなこんなで旅立ちは近づいていった

*1 OPEN 復路便を後から指定できるもの。FIXは復路便を指定してから出ないと発券できず、復路の変更は一切出来ない。帰国日をいつにするか決めていないのでOPEN発見が望ましかった。

*2 中国元 アメリカドルに対しては固定相場制。1元は約15円。中国国外で外国人が両替することは出来ないので新聞でも大部分には為替が書かれていない。

*3 中国ビザ 中国は未だにビザが無いと入国できない。東京の大使館や大阪の領事館でビザの発給は行っていないので渋谷にある旅行代理店でネットで比較して最安だった4500円で観光1次入境ビザを取得した。1次なので入国は1回しか出来ない。香港は特別区で扱いが別らしく香港−本土と旅行すると香港に関してはビザは不要だが香港から本土に渡るときビザが必要になってくる。さすが一国二制度!!(香港でも取得できるから別にお金があればそんなこと関係ないんだけどね)

*4 ボストンバック 俺の旅行を機にボストンバッカーという用語が生まれないかしら〜 旅行に必要な細々した物を集めるとどうしても荷物が多くなってしまうもの。煮沸不要のコンタクトケアー用品とフィルム40本と一眼レフカメラ、レンズが結構厄介な荷物。



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